駐在妻の退職日はいつがいい?ベストタイミングの割り出し方と注意点

こんにちは。元会社員のアメリカ駐在妻、もなしおです。

これから駐在妻になる方のなかには、自分の仕事を退職せざるを得ない方も多いと思います。

そこで、思い浮かぶのが「退職日はいつがいいのか?」という疑問ですね。

結論から言うと、ベストタイミングは「7つの要素」の総合で決まると考えています。
つまり、人それぞれです。

この記事では、ご自分のベストタイミングを割り出すための7つの要素と、注意点、そして渡航1か月前に退職したわたしの体験談を紹介します。

後悔のない退職日決定に役立てばうれしいです!

もなしお

・現役アメリカ駐在妻
・アラサー子なし
・駐在同行前はフルタイム共働き
・今後のキャリアは模索中

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ベストな退職日を割り出す7つの要素

わたしが考える、ベストな退職日を割り出すための要素はこの7つです。

  1. パートナーの会社の帯同ルール
  2. 自分の会社の退職ルール
  3. 仕事の見通し
  4. ボーナス
  5. 有休
  6. 必要な渡航準備期間
  7. 自分の気持ち

置かれている状況と、何を重視するかという価値観によって、ベストな退職日が決まると考えています。

1.パートナーの会社の帯同ルール

まず確認すべきだと思うのが、帯同のルール。

会社によっては、帯同家族の渡航時期について「赴任者本人の〇か月後以降」などと制限を設けている場合もあります。

2.自分の会社の退職ルール

次に、自分が働いている会社のルールを確認しておきましょう。就業規則などで確認できるはずです。

3.仕事の見通し

もしも仕事のキリがいいタイミングで退職できたら、お互いに気持ちがいいですよね。今関わっている仕事がいつくらいに落ち着きそうか想像してみましょう。

4.ボーナス

ボーナスの時期が近ければ、そこまで粘るという選択肢もあります。

会社によって支給要件が違うので、就業規則などで確認しておきましょう。

5.有休

未消化の有休があれば、それを計算に入れて退職日を決める必要があります。

個人的には、遠慮せず全消化することをおすすめしたいです。

6.必要な渡航準備期間

手際の良さや性格によって変動してくるのが、渡航準備に専念する時間の量です。

渡航までにやらなければいけないことなどをリストアップし、どれくらい時間があればよさそうかイメージしてみましょう。

7.自分の気持ち

ベストな退職日を決めるのに結局重要なのが、自分の気持ち。

「なるべく早く渡航して現地の生活に早く慣れたい」
「仕事は納得いくまでやって、有終の美を飾りたい」

などなど、スタンスは人それぞれ。自分自身の考えがどうなのか?じっくり向き合ってみる必要があります。

退職日を決める際の注意点

さきほど紹介した7つの要素に加えて、お伝えしたい注意点が1つ。

それは、やめるタイミングによって「社会保険料が1月分違う」ということです。

社会保険料とは、5つの社会保険(健康保険・介護保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険)にかかる保険料のことです。

出典:人事労務の基礎知識

社会保険料が1月分違うとはどういうことかというと、

月末1日前に退職→退職する月の社会保険料まで支払いが必要

月末に退職→退職する月とその翌月分の社会保険料まで支払いが必要

これは、社会保険の資格喪失日が「退職日の翌日」とされているためです。

そして、月のはじめに資格喪失をしたとしても、まるまる1月分の社会保険料を負担しなければいけません。

なので、パートナーの扶養に入るプレ駐在妻・プレ駐在夫の方は月末退職にしないほうが経済的に少しお得になるともいえます。

実際、わたしは月末1日前に退職し、間をあけずに夫の扶養に入るようにしました。

わたしの退職体験談

オフィスが別れを告げている様子

どなたかの参考になるかもしれないと思い、体験談を記しておきます。

夫から「来年度から海外転勤かもしれない」と伝えられたのは、実際に転勤する前年の9月ごろ。

その頃から「本当に行くことになったら私の仕事はどうするか」ということを少しずつ考え始めました。

しかし、具体的な任期もわからず、結論は出せないまま、心理的に揺れる状態が続きます。

そして、12月中旬に夫に海外転勤の内示がありました。

任期が4年間と、離れて暮らすには決して短くない期間だったこともあり、退職して同行することを決定。

いろいろあって夫と同時期に渡航したいという気持ちが強かったため、渡航は3月末に決めました。

ちなみに、7つの要素に関するわたしの当時の状況・スタンスはこんな感じでした。

  1. パートナーの会社の帯同ルール
    →同時渡航OK
  2. 自分の会社の退職ルール
    →退職1か月前までに申請必要
  3. 仕事の見通し
    →約半年後に一区切りつく。ただし引き継ぎ相手の目星はある。
  4. ボーナス
    →無理にもらわなくてよい
  5. 有休
    →数日しか残っていない。全て消化する
  6. 必要な渡航準備期間
    →1か月くらいほしい
  7. 自分の気持ち
    →なるべく早く渡航して新しい生活に慣れたい

直属の上司へ伝えるのは早いほうがいいと思い、12月下旬には退職の意思をお伝え。そして2月下旬(月末1日前)に退職。

退職してから渡航までは1か月近くありましたが、毎日渡航にむけてやるべきタスクがあり、決して余裕しゃくしゃくではなかったです。

ただ、働いているときは行けなかった平日ランチやカフェに行ったりして、日本生活も楽しむ時間をつくることはできました。

個人的には渡航1月前にやめてちょうどよかったかなと思っています。

こころよく業務を引き継いで送り出してくれた会社の方には、感謝しかありません。

まとめ:自分のベストタイミングを見つけよう!

パートナーの海外転勤、内示が出るのはわりと直前だったりもしますよね。

その時に慌てないためにも、可能性がある段階から少しずつ自分軸を固めていけると安心かなと思います。

その時にこの記事が参考になれば幸いです。

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